鎖骨骨折の症状や検査について|健診会 メディカルコラム

鎖骨骨折について

鎖骨骨折の原因

鎖骨は胸上方の左右に一対ずつあるS字型をした骨で鎖骨の下にかけて大切な血管や神経組織が通っています。鎖骨骨折は、転倒や転落・交通外傷・激しいスポーツで肩や腕を強打した衝撃が原因で起こることがあります。また、骨折だけでなく血管や神経組織も損傷を受けている可能性が有るため 手や指が動くかを確認する必要があります。

鎖骨骨折の症状

  • 骨折部の痛みや腫れ
  • 腕を動かしたり上げられない
  • 手や指がしびれたり動かせない
  • 鎖骨が動いて不安定になる

鎖骨骨折の検査

診察にて、問診・触診後にレントゲン検査を行います。
レントゲンにて、骨折の有無や骨のずれを確認します。
骨折の仕方やずれが大きい場合は必要に応じて、CTの検査を行います。

鎖骨骨折の治療

治療は保存療法と手術療法をがあります。

保存療法

骨折の部位や程度についても変わってきますが、医師による骨折部の整復を試みます。
その後、約2~3ヵ月間鎖骨バンドによる固定を行います。


手術療法

手術療法としては、整復・ギプス固定で治すことのできない場合や血管や神経組織の損傷が疑われる場合は手術による整復や固定が必要になってきます。

背中の痛みにお困りの方は、かかりつけの先生にご相談ください。

ページトップへもどる