高血圧症の原因・もっとも多い生活習慣病について。健診会 滝野川メディカルクリニック.東京都北区

高血圧症について

高血圧症の原因

心臓から血液を送り出す時に、血液によって血管の壁にかかる圧力のことを血圧といいます。 心臓が収縮して血液を押し出した瞬間が血管に一番強く圧力がかかります。これが、収縮期血圧(最高血圧)です。反対に収縮した後に心臓が拡がるときには圧力が一番低くなります。これが、拡張期血圧(最低血圧)です。
また、血圧はちょっとした動作や心理的状態に左右されますが、安静状態で血圧が慢性的に正常値より収縮期血圧と拡張期血圧のどちらが高くても高血圧となります。
高血圧は大きく2つに分けられさまざまな原因が考えられます。

本態性高血圧

大部分は原因が特定できない高血圧を本態性高血圧といいます。いくつかの原因が重なり合って血圧が高くなるケースがほとんどであり、喫煙・環境・生活習慣・体質・遺伝・ストレス・過労・肥満・アルコール・運動不足・加齢による血管の老化が考えられます。

二次性高血圧

腎炎などが原因となる腎性高血圧症、原発性アルドステロン症が原因となる内分泌性高血圧症、薬剤性の影響で起こる高血圧症などはっきりと原因が特定できる高血圧をいいます。若年性に多く高血圧症の全体の1割を占めます。二次性高血圧は、若年者に多くその原因を治療すると血圧は下がります。

高血圧症の症状

高血圧に自覚症状は、ほとんどありません。
血圧が高い時にみられる自覚症状としては、頭痛・めまい・むくみ・動悸・肩こりなどがあります。
しかし、症状があったとしても高血圧特有の症状と考える人は比較的少ないです。そのため、定期健診で早いうちに発見できて精密検査を受けるように診断されても自覚症状がないからと放置する人が少なくありません。そのため、そのまま放置することにより様々な合併症を引き起こすことになります。
高血圧の合併症としては、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)・脳卒中(脳梗塞・脳出血)・慢性腎臓病(CKD)・糖尿病・不整脈があげられます。これらの合併症を引き起こすと生命やその後の生活に大きな影響を及ぼす恐れがあります。

高血圧の治療

高血圧の状態が続くと血管はその圧力に耐えるために血管壁が厚くなります。しかし、血管壁の厚い血管は弾力性が失われてしまい血管壁は傷つきやすくなります。さらに血中の物質によって傷害され、その傷口からコレステロールなどの脂質が血管壁に入り込むと動脈硬化になります。動脈硬化は全身に起こり血液の流れを悪くし、特に多くの血液を必要とする臓器である脳や心臓に害を及ぼします。

高血圧の治療の目的は、血圧を下げる事そのものではなく高血圧による虚血性心疾患や脳卒中などの合併症を防ぐことです。

高血圧を指摘されたら、早めに医療機関を受診し原因は何か・治療を必要とするかなどをまずは知ることから始めていきましょう。

降圧目標値

  家庭血圧
若年・中年・前期高齢患者 135/85mmHg未満
後期高齢者患者 145/85mmHg未満
糖尿病患者 125/75mmHg未満
慢性腎臓病(CKD)患者 125/75mmHg未満
脳血管疾患・冠動脈疾患患者 135/85mmHg未満

治療としては、生活習慣の改善と薬物療法になります。
生活習慣の改善としては以下になります。

塩分摂取の制限・

日本人の成人に勧められている1日の塩分摂取の目標値は、男性10g未満女性8g未満です。高血圧患者においては、1日7g未満となっています。

適正体重の維持

肥満は平均体重の人と比べて高血圧が2~3倍多くみられています。
また、肥満は高血圧だけでなく心臓・血管病の危険因子の1つです。体重を標準体重にすると、脂質異常症・高尿酸値・血糖値なども適正に近づく可能性があります。

禁煙

喫煙は血管を収縮させ血圧を上げる作用があります。また、肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のリスクもあるので禁煙を勧めます。

アルコールの適量摂取

アルコールにもタバコ同様の血圧を上げる作用があります。適度な量を摂取するようにしましょう。

適度な運動

酸素をたくさん使う有酸素運動(歩行・ジョギング・水泳)は長期間繰り返し続けると血圧を下げる作用があります。しかし、過度な運動は心臓に負担を及ぼす可能性がありますので主治医と相談しながら行うようにしましょう。

ストレスを避ける

血圧は、ストレスによっても変化していきます。ストレスはなるべく早く解消し心身ともにリラックス状態になれるようにしストレスによる血圧の上昇を取り除くようにしましょう。


薬物療法は生活習慣の改善を行っても高血圧の改善がみられない・血圧の値が高く症状が出現している場合に行います。また、治療開始の血圧の目安は140/90mmHg以上となります。高血圧の内服治療は基本的に長期内服を前提に作られているので副作用は少ないです。
しかし、めまいや立ちくらみ・動悸や頻尿といった副作用が出る場合があるので注意が必要です。
また、日々の生活において自己判断で降圧薬の服用を中止・増量するのは危険です。必ず主治医と相談して決めるようにしましょう。
薬物療法と同時に生活習慣の改善は必須です。血圧測定は自宅でも行うようにし日常の自分の血圧を把握しておくことが大事です。

当院受診の流れ

当院では、内科を受診して頂きます。内科医より、症状の程度・随伴症状に基づいて診察を行います。
その上で内科医の指示の下、血液検査や症状や必要に応じて頭部・頚部のMRI・MRA 検査、PWV検査(脈波検査)などの精密検査を行っていきます。その結果に基づいて治療を行っていきます。
これらの治療を行っても数値が安定せず専門医の診断が必要な場合、合併症などがあり更なる治療が必要な場合は専門の医療機関に紹介させていただきます。

当院では、内科にご相談下さい。

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